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2024/10/28 17:41

美味しい苺ができるまで

~ 苺を甘くするための大切なポイント! ~

<光の調整>

苺は日光を浴びることで糖度が上がります。栽培中は、十分に光を当てるように管理し、曇りの日や冬場は補光することもあります。

 

<温度管理>

日中は少し高め、夜間は低めの温度にして昼夜の寒暖差をつけると、甘みが増しやすくなります。適切な温度管理が糖度に影響します。

 

<水分調整>

水の与えすぎは苺の甘さを薄めてしまいます。果実が成熟する段階では、適度な水分を保ちながら過剰に水を与えないように調整します。

 

<土壌の栄養>

苺の甘さにはカリウムなどのミネラルが必要です。土壌に適切な栄養分を施すことで、果実が甘く育つようにします。

 

<収穫時期>

最も甘みが増すタイミングを見極めて収穫することも重要です。完熟のタイミングを見定めることで、糖度の高い苺が収穫できます。


    



~ 高設栽培による品質の向上、収穫の安定 ~


「高設栽培」は、苺を地面ではなく少し高い場所で育てる方法です。棚や台の上で苺が育つため、作業がしやすく、清潔に保てるのが特徴です。また、収穫や摘花などの作業が無理なく出来るため、そのぶん苺にしっかり手間をかけられることで より大きな実を育てられることに繋がります。施肥量や潅水量も厳密に管理でき、安定的な栽培に役立つ農法です。


〇病害虫のリスク軽減

苺が地面に接していないため、土からの病害や害虫の影響を受けにくくなります。衛生面での管理がしやすく、苺が健康に育ちやすくなります。

 

〇品質の向上

苺の果実が土や泥に触れることがないため、果実が傷つきにくく、きれいな状態で育ちます。商品としても見た目が良く、品質の高い苺を提供できます。

 

〇管理がしやすい

高設栽培では、肥料や水の管理も効率よく行えます。養液を使った自動給水・給肥システムを導入することが多く、苺の成長に最適な環境を保ちやすいです。

 

〇収穫量の安定

 高設栽培では栽培環境を安定的に保つことができるため、天候に左右されにくく、収穫量が安定しやすいのもメリットです。